2023年12月19日火曜日

11月28日 「ななまつの森」に行ってみました。


 来年3月に愛す会のハイキングを計画しているので下見をしました。
三田市木器から北に少し進んで下槻瀬から北西を眺めて、矢印のところです。


 つくしの里の駐車場を利用させてもらいます。
以前はつくしうどんを提供していましたが、今は草餅や干し餅などの
販売のみになっていました。


 草餅を求めてトイレをお借りします。パンフレットが置いてありました。


 里の道を歩いていくと、以前はなかった手作りの看板。
分かりやすくなっています。


 今はモミジの盛りの活動拠点、ちょうど環境学習を終えたような集まりがありました。
獣害除けの柵をくぐってさらに歩くと左に炭焼き窯の看板。


 さらに歩けば、里山博物館の看板があります。


 薄暗い植林の中を抜けると開けてきます。ここはため池がいくつもあって、
水があるとホッとします。


 見晴らしの道は山頂へ向かいますが、標高差200mを登るので今日はパス。
ファミリーコースで水辺の広場へ軽い登り。といってもまあまあ登ります。


 50m弱ほどゆるやかに登ってから少し降りたら水辺の広場。いい感じです。
長イスも点在して昼食にいいかもしれません。


 登りと反対側の尾根筋を少し降りていくと、林間広場。ここも開けています。
そのあとは里山博物館の看板に戻り来た道を下りていく。
ため池の水かがみがきれいでした。


 行きがけに見た炭焼き窯の説明板です。


獣害柵をくぐって、元の通り紐をくくりなおします。その下が活動拠点。


 今回は黄葉が残ってきれいでしたが、3月は若葉の前なので
冬枯れでしょう。日が射せば明るい林を楽しめると思います。
さぁぁっと、歩いて1時間、ゆっくり話しながら歩けば2時間程度。
時間が余ったら、観福の森も近くなのでさわりだけ見に行ってみても
いいかと思います。





2023年12月17日日曜日

12月10日 日本一の里山・北摂里山フィールドパビリオン トークイベント

 服部先生がコーディネータをされるトークイベントを聴講しました。


以下、その時のメモです。


 伝統的里山 ~ 生活のための生産の対象

 先進的里山 ~ 防災・環境学習・レクレーションなどの対象

東谷・中谷・西谷には、上記のそれぞれが混在している。


 歴史的には源満仲の荘園、中世の銀山では精錬に使われた炭の生産地。

また、京の都での催しに使われるナラガシワの葉の一大供給地でもあった。

ナラガシワとヨシの葉によるチマキの食文化などの共通性がある。


 生活に根ざした里山  原木しいたけのおいしさを伝え広げていきたい。

しいたけ用のホダ木には8年前後の若い木が栄養があって最適。

数十年前後の老木はホダ木としては向かない。それらをバイオマスの原料として

伐採し、若い木に植えかえると価値が増す。西谷で実現できるかも。


 楽しいものがある里山  山や川での遊びを通して里山に目を向けてもらいたい。

近年は交流が少ない三つの谷、今後は何かでつながっていけたらと思う。

スリーバレー構想とでも言っていいかもしれない。


 また、「里山トラスト構想」という個人の「妄想」だけどという提案もありました。 

たくさんの地権者で区切られている山の持ち主が、里山トラストへ管理をあずけ、

保全団体などへマッチングを行うというものです。


 この日はトークイベントの他に里山活動団体のパネル展示もあり、

愛す会メンバーもそれぞれの団体で説明をされていました。その数10名ほど。


 フィールドパビリオンは来年春秋も続編があり、時期が来ましたらご案内いたします。


12月16日 「やまもり山里」の作業に参加しました

  雨が降るのかどうか微妙な予報を受けての実施。
結果は午前の作業中、降雨はありませんでした。愛す会から4名参加です。
本日の面々。(午前の作業を終えての記念撮影にて)


 10時に西谷の集合地から望む活動地の方向(谷奥の峠向こう)。
9月初めに訪問した時とは山の雰囲気も変わっています。


 10時半、道具を搬入し自己紹介の後、ラジオ体操して作業開始です。
我々は事前に刈ってある湿地(旧田んぼ)の枯草を集めて、林地へ運び出します。
湿原の植生保全について、富栄養にならないように枯草を湿地から出すのは
基本なのです。今日の愛す会メンバーには、丸山湿原や松尾湿原の人もいて
やまもり山里メンバーと情報交換などもできてよかったと思います。


 別の湿地では刈り払い機で草刈りをされています。
バス到着時間の関係で小学生とお父さんが作業に加わられました。心強し。
ここは子どもさんと一緒のご家族での参加もよくあります。


 大きな袋や一輪車などでササや枯草をどんどん運び出します。
前日の雨で濡れているので少し重たくなっています。


 最初は張り切って運ぶものの、汗が出て来てだんだんペースは落ちていきます。
湿地が初めての私は、湿地の保全作業はあなどれないと感じ、湿原の人は偉い !


 そうはいっても、我々の協力で活動日1回分が捗ったとお褒めいただき
来て良かったと内心、有頂天になるのでした。よっしゃ、もっと運ぶでぇ。


 午前最後の作業はサワギキョウの枯れ穂から種を蒔いて、来年のさらなるひろがりを
期待します。


 作業後に暖かな「マコモ茶」を2杯もいただき、生きかえりました。
癖のないほんのり甘い飲みやすいお茶。西谷夢プラザや宝塚北サービスエリアで
販売されているそうです。ぜひお試しください。
我々の作業で喜んでいただき参加してよかったなと充実感を得て帰路に着きました。
 また、応援できる機会を催したいと思います。
やまもり山里の皆さんには、フレンドリーにお迎えいただきありがとうございました。































2023年11月28日火曜日

  1126日 「丸山湿原 協働作業に参加しました。

 寒気が来るとの予報ながら、さほど冷え込まず晴天の作業日和。

愛す会から3名参加しました。この日各地でイベントが重なり参加少なめです。

しかし、愛す会以外に宝塚の高校生も来てくれて、湿原群保全の会会員と合わせて

全員で19名だったそうです。

 今回は山から砂を降ろす為の道作りをしました。第1湿原の向かいの山です。

助っ人のおかげで予定より速く沢山できたと喜んでいただけました。



 丸山湿原群保全の会の下記ブログもご覧ください。

丸山湿原群保全の会: 11月 2023 (maruyama-shitsugengun-hozennokai.blogspot.com)

2023年11月23日木曜日

  1122日 サポーターズクラブハイク」に参加

 北摂里山運営協議会から依頼があり、サポーターズクラブハイクに愛す会から

6名参加しました。参加者は愛す会メンバー含め15名。

 コースは、宝塚駅前(貸切バス)-宝塚自然の家・猪ノ倉山峠(徒歩)-

大正池-下山邸・もりんちゅうの会活動地(昼食・竹炭づくり)-

岡村酒造場(利き酒・古代室)-貸切バス(新三田駅へ・解散)。


 愛す会メンバーには竹炭づくりでの作業応援ということでしたが、窯に竹を投げ入れる

簡単な作業で、秋晴れに恵まれた1日ハイキングを楽しんできました。


 猪ノ倉山を眺めながら散策


 水量が極端に少なかった大正池


 古民家の下山邸。この裏で竹炭づくり


 大きな窯に竹を投げ入れる


 岡村酒造場で利き酒も



2023年10月29日日曜日


 川西市の「虫生の森」見学会 を実施しました。

 川西能勢口駅前から阪急バスで清和台方面へ約15分、

「清和台南」バス停で下車して徒歩10分弱のところにあります。

住宅地の中の「まち山」です。

 昨夕の雨も止んで、晴天となり少し肌寒い日より。

今日は虫生川周辺の自然を守る会のメンバーも合わせて15名の方に参加いただきました。

そのうち11期生が4名です。

 時間になりましたので、活動拠点の前で円陣を組んで自己紹介の後、

まずは活動地をひと回りします。



 この地のハイライトの一つがはシロバナウンゼンツツジ。
毎年4月中旬頃に満開を迎え一般に公開されています。
今は来年に向けて雌伏のとき、小さな葉がたくさん茂っています。



 斜面中腹に設置された園路から奥の広場に着きました。
コナラやコバノミツバツツジが広がり、昆虫ビオトープもあります。
今年はイノシシの掘り返しがすさまじくて困っているとのことです。


 虫生川に近い園路で戻ります。夏は蛍も出るそうです。
この急斜面に長い範囲で手すりを設置するのは大変な作業だと思います。


 活動拠点に戻ると、本日のもう一つのテーマである樹名板作成のお手伝いをします。
守る会の皆さんの見本を参考にしながら、色鉛筆やペイントで樹名を書き、
簡単なイラストを描きます。草木のイラストはやっていそうでなかなかやっていない
ことなので、皆さん困りながらも楽しく取り組みました。


こんな感じでできました。手作り感がいいですね。


 昼食組はそのまま残って食事。早めの組はここでいったん解散としました。
食事のうち希望者は近くのホカホカ弁当から配達されたあったかい弁当です。
食後に北入り口までの里道をぶらぶら歩いて菅原さんによる植物観察会。
沢沿いのシダ類など山地や尾根の斜面とは違う植生がたくさん見られました。


 早く撮っておけばよかったと、観察会から戻って集合写真を撮りました。
早めの組の方、一緒にとれなくて申し訳ありませんでした。
虫生川周辺の自然を守る会の皆さんには、長時間にわたりご対応いただき
感謝申し上げます。












2023年10月24日火曜日

 寝屋川「生物多様性センターへ行ってみました。

 京阪 香里園駅から西へ淀川に向かって徒歩20分弱。


 平日の夕刻のためか、親子連れ一組が来られていました。

まずは、生物多様性の展示です。淡水魚は水槽で展示されています。


その奥に今回企画展の外来生物の展示がありました。


ポイントをついて簡潔に説明されたパネルが並んでいます。

その一部を許可を頂き掲載いたします。




外にはビオトープがあり、観察会などが催されているようです。
職員の方がセイタカアワダチソウを手刈りで駆除されていました。
思わず声をかけてしまいました。(^^)


2023年9月23日土曜日

 三田市の「ブイブイの森」見学会 を実施しました。

 神戸電鉄 横山駅前で9:45集合。

3期の本田さんに道案内していただき、10分弱でいよいよブイブイの森に入ります。

ニュータウンの幹線道路に挟まれた「まち山」です。


 今日は活動日で、草刈りの真っ最中。

1期の森定さんも元気に作業されていました。


 森の中を本田さんに案内していただきます。

昔の棚田跡にクラブの器具庫があります。

コナラの樹液にはオオスズメバチが寄っていました。

この時期、どの森も要注意です。

 孟宗竹や真竹などがかなり侵入していいる所もありますが、

保全作業で除伐されて、いい感じの森になっています。


 ひっそりと咲く初秋の草花は、菅原さんの出番です。

昔の畑跡では畝の名残が見られました。


 上流にあるブイブイの池から引かれているという水路も健在で、

その周りにミツバがたくさん生えています。

いろいろな草花の話をしながら、観察路を巡回して、


 くじら山展望台で三田市街や北摂の山並みを眺めながら休憩。


 さらに歩いて、昔、農家があった後の開けた空き地に到着。

瓦の破片や井戸の跡などが見られます。奥にはゴンズイが赤く実っていました。

空き地にはヒヨドリバナも群生して白い花が咲いています。

もうすぐアサギマダラが来るそうです。


 活動拠点へ戻る途中には「三田まちなか山里セミナー」の演習林もありました。
毎年セミナーが開催されています。


 活動拠点で代表はじめクラブの方々に

ご苦労されているところなどをお聞きできました。

 ・チェーンソー使用の可否

 ・刈払い機での草刈りの是非

 ・ブイブイの森の名前の由来 ...近くの旧地名が、字「武井々」

 ・等々

 どこも同じような悩みを抱えつつ里山保全を運営されていることを

ひしひしと感じました。

 この森のいいところは、広葉樹林の階層構造が教科書のように実在していること。

また、草木をはじめ虫たち、鳥たちなどの生き物へ愛情をもって保全されている

思いが感じられました。

 ブイブイの森クラブの皆さん、本日はお忙しい中、ありがとうございました。

帰りの道はすでに作業が終了してきれいに草刈りされています。


 昼食は、三田駅前に開店したという「羽田市場」へ。

お店の方にチェックされるほどの歓談盛り上がりでした。

参加者は、愛す会 7名です。暑さも和らいだ日和でいい見学会となりました。