2023年9月23日土曜日

 三田市の「ブイブイの森」見学会 を実施しました。

 神戸電鉄 横山駅前で9:45集合。

3期の本田さんに道案内していただき、10分弱でいよいよブイブイの森に入ります。

ニュータウンの幹線道路に挟まれた「まち山」です。


 今日は活動日で、草刈りの真っ最中。

1期の森定さんも元気に作業されていました。


 森の中を本田さんに案内していただきます。

昔の棚田跡にクラブの器具庫があります。

コナラの樹液にはオオスズメバチが寄っていました。

この時期、どの森も要注意です。

 孟宗竹や真竹などがかなり侵入していいる所もありますが、

保全作業で除伐されて、いい感じの森になっています。


 ひっそりと咲く初秋の草花は、菅原さんの出番です。

昔の畑跡では畝の名残が見られました。


 上流にあるブイブイの池から引かれているという水路も健在で、

その周りにミツバがたくさん生えています。

いろいろな草花の話をしながら、観察路を巡回して、


 くじら山展望台で三田市街や北摂の山並みを眺めながら休憩。


 さらに歩いて、昔、農家があった後の開けた空き地に到着。

瓦の破片や井戸の跡などが見られます。奥にはゴンズイが赤く実っていました。

空き地にはヒヨドリバナも群生して白い花が咲いています。

もうすぐアサギマダラが来るそうです。


 活動拠点へ戻る途中には「三田まちなか山里セミナー」の演習林もありました。
毎年セミナーが開催されています。


 活動拠点で代表はじめクラブの方々に

ご苦労されているところなどをお聞きできました。

 ・チェーンソー使用の可否

 ・刈払い機での草刈りの是非

 ・ブイブイの森の名前の由来 ...近くの旧地名が、字「武井々」

 ・等々

 どこも同じような悩みを抱えつつ里山保全を運営されていることを

ひしひしと感じました。

 この森のいいところは、広葉樹林の階層構造が教科書のように実在していること。

また、草木をはじめ虫たち、鳥たちなどの生き物へ愛情をもって保全されている

思いが感じられました。

 ブイブイの森クラブの皆さん、本日はお忙しい中、ありがとうございました。

帰りの道はすでに作業が終了してきれいに草刈りされています。


 昼食は、三田駅前に開店したという「羽田市場」へ。

お店の方にチェックされるほどの歓談盛り上がりでした。

参加者は、愛す会 7名です。暑さも和らいだ日和でいい見学会となりました。










2023年9月2日土曜日

 「やまもり山里(さんり)さんを訪問しました。

里山大学8期生の中嶋さんが代表をされていて、

宝塚市西谷小学校 北東のこんもりした山間に活動地があります。

副代表お宅の近くがその入口。



舗装農道を少し上ると奥のカーブで地道となり、突き当たりがゲートです。


その先は、ほどよい木陰のふわふわした山道。


今日は作業日で、朽ちた赤松にロープをかけて伐倒作業の真っ最中。
メンバーの「よもぎ仙人」さんからは「ハチに刺されたらヨモギの葉を潰して
エキスを塗ると痛みがなくなるよ」と教えていただきました。


子供も含めて10人位の方が午前、午後と草刈や倒木処理の作業をされています。
ここの見どころは季節ごとにいろいろありますが、この時期はサワギキョウ。


高原を好むといわれる花が、こんな身近な里山で群落が見られます。
今日(9/2)は少し早いですが、イベント(最下記参照)の9/17は見頃でしょう。


周辺の池や山道も案内していただきました。
いろいろな動植物がいそうな雰囲気。大切に守っていただけたらなと思います。


小高い「山頂」への山道、何とも雰囲気のいい道です。


ちょうど今はツルリンドウもたくさん咲いていました。


山の中に時空を抜けたような、ほっとする空間が広がるところです。
ぜひ、サワギキョウが咲き誇る9/17の音楽会イベントへおはこびください。