2022年3月11日金曜日

第4回 北摂里山愛す会公開講座開催

 3月5日(土)、アステ市民プラザにて「里山保全と環境学習」をテーマに開催しました。

コロナまん延防止期間中ではありましたが、兵庫県対処方針に基づきマスク着用、検温、換気、参加者リスト作成を行い60名近い出席者を頂きました。


講演概要

第一部では川西市多田小学校教頭 西門隆博氏による「里山と学校とその間」のテーマで話をして頂きました。

多田小学校の近くで育ち幼少から自然に親しみをもっていた西門氏が自然に不慣れな学校の先生、児童を上手く巻き込み里山環境学習に取り組まれている様子がよく伝わりました。

演者は右から二人目
またこのような環境学習には里山を管理する人(この時は東多田里山の会)がなければ実現しなかったし、さらに発展させるには若い先生の主体的な活動と地域の方の参加が大事と話されました。

講演中の西門氏
図鑑を見て教師と子供が共に学ぶようす

第二部では兵庫県立南但馬自然学校学長、北摂里山大学学長の服部保氏による「明らかになった台場クヌギの成因と天然記念物指定の方向」をテーマに話されました。
講演中の服部氏

 クヌギは古くは三国志からはじまるほど生活に密着した有用な樹木であること、そして猪名川上流地域台場クヌギの成因には高品質木炭を必要とした茶道の振興が関わっていたという説明がありました。
 もう一つの天然記念物のお話しでは、川西市の天然記念物指定が低調であったが指定を強く推進されたこと、そしてこの指定地を核として市民団体・市民・学校・教育行政が有機的につながっていることを紹介されました。
会場風景写真を追加します。