2018年11月21日水曜日

甲山自然環境研修センター

【「甲山自然環境研修センター」研修会参加報告】
 11月19日(月)、北摂里山愛す会のメンバが16名、特別参加として神戸女学院の学生さんが3名、合計19名が「甲山自然環境センター研修会」に参加しました。
研修の目的は、農地での収穫体験と甲山湿原の観察です。
1.甲山自然環境センター・神呪寺農地にて LEAF・小川哲生氏によるセンターの活動報告:
 「こども環境活動支援協会(LEAF)」の小川哲生事務局長から子供たちを主な対象として環境学習のお話を伺いました。山・川・海・農地 と幅広いフィールドでの活動です。北摂里山愛す会のこれまでのフィールド学習は”山”を中心としたものであり本来密接に関わっているはずの農地あるいは川・海での活動の話は新鮮なものでした。
ビニールハウス風建てや畳敷きで講座
 講義の後、近くの畑でたまねぎ苗の植え付け約600本と里いも収穫の体験を行いました。メンバーの中には農作業に慣れた人・はじめての人など様々でわいわいがやがや楽しく行いました。
2列の畝にタマネギの植え付けをする
里芋掘り、芋を傷付けないよう深く掘ります
2.甲山湿地にて、田村和也氏(里と水辺研究所)による観察
  昼食後、甲山湿原移動し湿原の観察をしました。甲山湿原には、ヌマガヤ、ミカヅキグサ、ウメバチソウ、ノハナショウブなどの北方高地系の湿原植物とケシンジュガヤ、ヒナノカンザシ、カガシラ、ミミカキグサ、などの南方系の湿原植物が混在するのが大きな特徴とのことでした。その他モウセンゴケ、イシモチソウ、ミミカキグサ、カキラン、スイラン、サワシロギク、イヌノハナヒゲなどが生育しているとのことでした。すべてを観察することはできませんでしたが観察した植物の一部を掲載します。      
湿原の手入れと植生の説明
湿原の説明板

サワヒヨドリ
センブリ

ヌマガヤ
ウメバチソウ

カキラン

季節的に花が咲いているものが乏しく少し残念で、改めて春頃また観察に訪れようと思いました。
 企画担当者には、講師の依頼、湿原入園許可申請手続きなどご苦労様でした。

2018年11月6日火曜日

川西市黒川里山祭り

【川西市「黒川里山祭り208」に参加】
 11月4日(日)、「北摂里山愛す会」有志で、里山の魅力特に黒川は日本一の里山の魅力を知ってもらいたく、北摂里山博物館作成の紙芝居を持って「黒川里山まつり2018」に参加しました。
 今までの「里山愛す会」の企画は、研修、懇親会等々を会員の交流を目的としてものでしたが、今回の「黒川里山まつり」の参加は、会員外を取り込んだ初めての行事でした。
 私達が参加した会場は、メインのキャンプ場ではなく少し離れた黒川公民館という条件でしたので、来場者があるか少し不安でしたが最終的にはたくさんの方に来場いただき、好評を得ることが出来ました(来場者約60名)。
 また、紙芝居の他に、-豊中を中心にリコーダーの演奏活動を行っている「Tuku2」さんお協力を得てコンサートも企画しました。
 コンサートでは、熱心に聞き入る人や、「踊るポンポコリン」や「アンパンマン」曲に合わせて、腰を振る子供が雰囲気を盛り上げてくれました。
 紙芝居も午前と午後で5回ほど繰り返しました。紙芝居を待っている人、また、展示している「背負い子」の実物に感嘆する人、昔の体験を懐かしく語る人が印象的でした。

午前の部
会場は黒川公民館(元黒川小学校)の教室で「北摂里山愛す会」の看板を黒板に貼り付けました。

掲示物上段は川西市作成の「妙見山の自然と歴史」、下段は「黒川案内人ガイドブック」から黒川の今昔の一部を掲示しました。
 
5名のリコーダー奏者の紹介、楽器の紹介がありました。

「踊るポンポコリン」、「アンパンマン」の曲に歓喜する子供さんとご両親

やや緊張気味会員による語りの風景

童話のお爺さんを真似たつもりの実演

午後の部
 午後は、教室で別企画があり、リコーダー演奏はエントランスを使い、紙芝居は屋外で公演しました。
午後の部、参観者にあいさつではじまりました。

細長いエントランスでの演奏

さすが原作者、ベテランの語りに大笑い
ベテランの語り見本をみて、再挑戦する会員弁士
年長者会員の経験談に頷く聴衆、丁度芝・薪の用途で「囲炉裏」の話になった時「里の秋」の演奏が始まりました。

 まとめ
初めての会員外との交流の初めてした。Tuku2を紹介した人、BGMを作成した人、大型掲示物を選択作成した人、里山の子供新聞を発行した人、黒川祭り実行委員会と折衝した人など協力で出来ました。