2019年5月29日水曜日

第5回定例総会開催

令和元年5月25日、16時より”くいもの屋わん川西能勢口駅前店で開催しました(出席者31名)。
 菅原副会長の司会により、金岡会長の開会挨拶のあと、総会資料に基づき平成30年度の活動報告(逸見さん)、会計報告(秀平さん)および逸見新会長を初めとする令和元年度の役員提案(前田さん)、活動計画(逸見さん)また会則改正提案が示され、すべて賛成多数で承認されました。
金岡会長の開会挨拶
逸見事務局長の活動報告
引き続き17時から、顧問をお願いしている服部先生をお迎えし、祝辞と乾杯のご発声で懇親会を実施いたしました。今年度から新入会員の7期生から順次1期生まで自己紹介を行い親睦を高めました。


店長より新会長へ誕生日のお祝い


2019年5月21日火曜日

南但馬自然学校研修

 令和元年5月11日「南但馬自然学校研修」を日帰りで実施しました。
1.会員の関心が高く中型バスの予定を大型バスに変更する程でした。参加者は、1期~7期(4期を除く)31名と、特別会員などのほか5名で総勢36名になりました。
2.行程
 定刻に全員川西能勢口に集合し9時前に出発しました。
舞鶴若狭自動車道西紀SA前後から、服部先生の講義がありました。車中からの景色で、人工林の中でコジイの淡い黄色の花が見られるのは、自然林の照葉樹林(コジイ林)が次第に増えていくという森の遷移などの他話がありました。
 午前10時40分、南但馬自然学校に到着し、途中45分程の昼食・休憩以外は午後3時迄自然観察で歩き続けました。午後5時15分川西能勢口に無事帰着し解散しました。

3.研修内容
兵庫県立南但馬自然学校の説明
 自然学校を利用する児童・学生とその指導者向け、及び一般の自然学習や体験学習をする団体向けの施設です。事務棟・大屋根広場・宿泊棟・食堂棟・キャンプ場などを有し、通常は月曜から金曜の5日間コースで小中学生が自然教育として利用されています。服部先生は、2年前から校長として勤務されておられます。
*入り口付近: 導入路には外来種のメタセコイヤ並木とレンゲツツジが植えられていました。服部先生は赴任後に植物名の札を付けたり、放置されていた林の管理を開始されています。

*学校導入部の階段でも外来種を含めた雑草(階段にゲンノショウコ)も自然観察の内で刈らないように変えられています。小学生にも植物や昆虫に触る・食べるなどして親しんで貰えるようにしておられる、一例としてヤナギタデの葉を各人に配られ趣向ある苦味を味いました。ムラサキ、クヌギ・コナラ(上条氏より)などの鉢植え(鹿害で植えるのも手間が掛かる)も植栽されていました。
事務棟内部案内植物標本(河川散布による繁殖のオニグルミの実、クスノキから抽出するナフタリン)の話に続き、校長室より竹田城のぞめるとのことでしました。
敷地内から竹田城をみる
*校長室裏のスギ林を伐採した場所: (キンラン、オオバノトンボソウ)

*右階段を上り雨乃宮の池まで案内されました(フッキソウ、キンラン、ギンラン、オオバノト
  ボソウ、マムシグサ、ツクバネウツギ)
   雨乃宮の池(モリアオガエルの産卵池、イモリ、メダカ、サクラバハンノキ)
雨乃宮池

*うさぎ・たぬきコースを見学:
ナツメ、マタタビ、ツノハシバミ、ヤブニッケイ、アブラチャン、エビネ、オオバノトンボソウ、ジュウジシダ、セリバオウレンなど林内を整備開始して間もないが豊かな自然が戻りつつある状況を説明していただいた。

*その他、研修で見られた植物の一部
  案内・説明された多くの植物の一部を紹介します。ヤナギタデの葉を噛み渋さを体験しました。また、秋の七草のみ集めたコーナーは展示法として面白く感じました。

まとめ、討論
*クラフト教室にはいり纏めと質疑が行われました。
          
  乾燥ナツメの実を試食しながら。里山整備をして問題になっていることで伐採材の処理につき質問がありました。運び出すことが難しいので伐採地に置いておくしかない。南但馬自然学校の敷地のメタセコイヤ20年近く経過しており、ますます大木になることの対応について質問がありました。大木になり側溝を壊す、落葉し濡れた葉は自動車がスリップするなど弊害がでている。適当な時期に伐採し代わりを植樹する必要があります。
これは、里山でも同じで大木になる前に伐採することです。
*服部先生は、校長になって2年間になりますが、それ以前は十に分自然教育ができていなかったのではないかとの思いがあるようです。参加される学校の先生・同行する若い補助員も植物や観察会などの経験は少なく自然教育は行き届いていいのが現状で、数少ない人の努力ではとても追いつかないとのことです。
里山大学の卒業生は、里山整備の活動を通じて様々な教育経験されているので、自然教育の役割を是非とも担って欲しいとの期待を伺いました。

   謝辞

服部先生、軽快な弁舌でお話しされ里山や自然に取り組む気持ちをさらに高めていただき、ありがとうございました。南但馬自然学校の皆様御協力有り難うございました。

4.企画実施担当者
 ①企画・統括 -- 上条
 ②スケジュール管理--1期:金岡 2期:前田、3期:澤田、5期:日下部、6期:藤井、
         7期:青木
 ③写真係 -- 石床・澤田

 ④記録&ブログ作成--菅原・若林・逸見 
 ⑤会計 -- 秀平・西村