2018年7月21日土曜日

北摂里山大学公開講座聴講報告

《北摂里山大学公開講座聴講報告》
 7月14日(土)、宝塚市中央公民館にて開催されました。
愛す会では、12時受付開始時に受け付け手伝いの要請があり2名が対応しました。愛す会関係者は、約15名聴講しました。

 定刻に北県民局の高石参事の開催挨拶で開始され、岩槻邦男・東京大学名誉教授の「北摂里山は日本のこころ」-人と自然の共生-で花と日本人、西洋人の関わりの歴史考察等が紹介されました。

 小田康徳・大阪電気通信大学名誉教授による「里山地域の歴史に学ぶ」-川西市黒川地区の古文書調査から-がありました。里山大学でクヌギの検知があったと講義がありましたが、今回は、椚37町歩につき年貢を1石4斗8升を納めたこと、柴山、草山にも年貢を納めている等古文書に基づいて具体的に話がありました。

 小椋純一・京都精華大学教授による「真景図から読み解く江戸時代の里山の景観」は精緻写生された絵画を地理情報ソフト「カシミール3D」と「AutoCAD」を利用して解析すると30mの高木がある反面木の少ない植生であったと解析されました。

 最後に開催者より、本日の講演関連資料として「黒川案内人ガイドブック」を作成し、
HP(https://web.pref.hyogo.lg.jp/hnk02/kurokawaguidebook.html)で公開しているとの案内がありました。
                            <記録・逸見>