2019年4月4日木曜日

吉野林業研修

【吉野林業研修の報告】平成3月23日~24日、一泊二日の研修を行い、22名が参加しました。本企画は、昨年9月29日、30日実施予定でしたが集中豪雨となり延期した経緯があり、今回再調整の上の実施でした。好天に恵まれながらも寒気団の到来で夜間の冷え込みから雪景色もみることができた素晴らしい研修になりました。
 定刻に全員が集合し予定の下多古に川西能勢口を出発し一路川上村に向かいました。第Ⅰ日目は、川上村で吉野林業につき聴講、現地視察をしました。宿泊は、”弥生館”です。
第2日目は、天川村で天川村森林政策につき見聞をしました。
Ⅰ.第一日・川上村
 ①下多古作業道の見学:川上村役場にて、谷茂則講師(谷林業)、岡崎清元講師(清元林業)と合流して下多古作業道に到着後昼食をとったのち3班に分かれて作業道の見学をしました。

谷氏(左)、岡橋(右)




②谷講師の講演:次世代型林業のあり方に関する講演を聴きました。


天川村フォレストパワー協議会では薪ボイラーを利用した「山と温泉」の取り組みにつき紹介された。


③夕食・懇親会:講演の後の夕食は、山の幸をふんだんに使ったメニューを楽しみました。谷講師が同席され、多々の質問に応対して頂きました。
山の幸メニューの夕食
食事中もメモをとる会員



夜半からの雪で庭が雪景色

Ⅱ.第2日目:
 ①天川村森林政策課豕瀬充氏から「天川村薪ボイラー導入の取り組み」についてお話しを聴きました。
豕瀬氏の講演
旧天川小学校を利用した工場
工場内薪割りと講師左:  右:豕瀬氏 



②天川村観光
 ・みたらい渓谷:昨夜の降雪で路面が滑りやすくなっているので車窓からのみ
 ・天河大弁財天社
大河大弁財天社
 ・面不動鍾乳洞
面不動鍾乳洞

・竜泉寺
竜泉寺
 ・洞川温泉
洞川温泉散策
Ⅲ.研修を終えて
 ・今回の研修は、全国的にもユニークな林業経営に携わっている谷講師、岡橋講師の経験に基づいたお話し、更に行政の面からの豕瀬講師のお話しを聞く機会が得られたことは、偏に企画担当のお二人の人力の賜です。
 ・今回の研修で得られた最大の教訓は、里山に於いても、道をつけることにより、その木をどの程度まで活用出来るかという大きな課題にあるものの、林産物の循環を図っていく仕組みを始め、現状よりもう少し広い視野をもったソフト的な仕組みを作っていく必要があることであり、そのことを谷講師は、我々ボランテイア団体に望んでおられる事を感じました。



2019年3月7日木曜日

【北摂里山愛す会公開講座】開催

【北摂里山愛す会公開講座】開催
3月3日、川西市アステ市民プラザにて「日本一の里山」がある川西市ついて、より理解を深めましょう!!をメインテーマに50余名を迎えて開催しました。

開会の辞
川西市環境衛生課枡川課長にお願いしました。協賛の経緯に続き「生物多様性ふるさと川西戦略」について紹介された後 2テーマの講師の紹介がありました。
回覧された冊子


配布パンフレットの説明
 初めての方に、里山大学募集のパンフを使い「北摂里山愛す会」の説明を逸見事務局長がしました。11回のカリキュラムのうち黒川現地見学、歴史的な講義など黒川を3回にわたり勉強していることを紹介しました。次いで「日本一の里山」と言われる理由を5項目程紹介し、本日のメインテーマの意味を解説しました。

第Ⅰ部 「里山の活動と植生」について 
虫生川周辺の自然を守る会の菅原八重子代表(里山愛す会メンバー)が、住宅開発に取り残された里地を団地内の人々と整備し、シロバナウンゼンツツジの群生を発見しコナラ群落として天然記念物に指定されるまでを紹介しました。
日々の活動中に記録した膨大な生物を紹介し、整備地の利活用について、小学3年生の環境体験学習の受入、中学2年生のトライやるウイーク、清和台団地の文化祭参加、シロバナウンゼンツツジの一般公開の実績を紹介し今年は本日の列席者の来訪を期待していると述べました。
菅原代表
鹿対策について質問がありましたが、此処では鹿はいないが、新名神高速道路が開通後にイノシシが現れるようになりササユリのために柵を作っている。「まち山」の概念については町の中にあって開発されずに残った里山の回答がありました。

第2部 「川辺郡編入騒動について」
 大阪市史編纂所長の堀田暁生様に講演して頂きました。市史編纂の役割、発行後の引用資料の整備保管と編纂後のメンテナンスの問題点から始まりました。
演題の川辺郡は、大宝律令によって郡制が制定され、摂津国は13郡で構成された。明治維新後、武庫・菟原・八部・川辺・有馬が兵庫県でほかは大阪府であった。明治22年の町村制実施で現川西市域は、川西村、多田村、東谷村が生まれた。明治25年に東谷村の大字黒川、大字国崎、大字横路と能勢郡吉川村が合併して新村設立運動があったが挫折し、明治28年12月に更に吉川村を加えた建議案大阪府会で建議され、明治29年3月に「大阪府兵庫県境界変更法律案」衆議院に提出された。東谷村・神津村で反対運動が起こり、川辺郡役所も加わって大騒動となった。同年3月に衆議院で反対演説が行われ合併案は否決された。広い山林を東谷村に所有する大阪府人が税金の安い大阪府へ編入することが意図であったのではないかと経緯と推測裏話がありました。
最後に国崎、横井、黒川地区の変遷に触れれました。

満願寺が宝塚市に飛び地として川西市になっている理由は何か質問がありました。
参考まで右記参照願います。  https://www.manganji.jp/飛び地

まとめ
金岡会長の挨拶で定刻に修了しました。
 Ⅰ部とⅡ部で全く関連性がないテーマをセットにしました。Ⅰ部は花好きの女性が、Ⅱ部は歴史好きのシニア男性で来て45名程度と目標設定しました。
花好きの人に好評だったこと、自分が住んでいる土地の歴史、嘗て住んでいた土地の歴史に関心を持って他市からの参加があり好評でした。里地の里山活動で、整備しシロバナウンゼンツツジ開花期に解放するなどの利活用を始めて知って感動したとのコメントがありました。整備里山の利活用につい理解して貰う機会になったと感じています。

2019年2月23日土曜日

平成30年度の最終日(2月27日)は、午後の部・グループワーク③

【北摂里山大学第7期生修了式出席報告】
平成30年度の最終日(2月27日)は、午後の部より、「北摂里山愛す会」7名が参加しました。
参加OBの自己紹介
「愛す会」メンバーは自己紹介をしたのち、「思いの行動について」をテーマに移り、受講の振り返りと卒業後の各人の今後について7グループに分かれ、「愛す会」のメンバーがそれぞれのグループにオブザーバーとして参加して受講生からの相談・問い合わせに対応しました。 提起されたテーマに「もっと知識を深めたい」「里山保全活動に参加したい」「里山生活をしたい」等がありました。 
4時より、講演「住友ゴム 企業の森づくり活動」につき、3期卒業の上条隆雄氏が1時間の講演をしました。
公演中の上条氏
講演資料抜粋
住友ゴム・神戸地区の4カ所の森づくり活動状況や育苗センターの紹介がありました。特に育苗センターでは、育てた苗木を自社外の里山からの要望で譲渡していること、絶滅危惧種を保全・育成し、地元にお返しするなど紹介されました。 質疑では、根巻きしないポットの質問とか、地域性苗の範囲おいて、枝打ち作業のタイミングについて、行政からは企業とNPOの関わり方について等々質問が多数ありました。

 講義のまとめと修了書授与式、里山愛す会の紹介
修了書と記念品が授与された

交流会  交流会が行われ、中締めは恒例の金岡会長のエールで散会、里山愛す会で再会を約束しました。
金岡会長

2018年11月21日水曜日

甲山自然環境研修センター

【「甲山自然環境研修センター」研修会参加報告】
 11月19日(月)、北摂里山愛す会のメンバが16名、特別参加として神戸女学院の学生さんが3名、合計19名が「甲山自然環境センター研修会」に参加しました。
研修の目的は、農地での収穫体験と甲山湿原の観察です。
1.甲山自然環境センター・神呪寺農地にて LEAF・小川哲生氏によるセンターの活動報告:
 「こども環境活動支援協会(LEAF)」の小川哲生事務局長から子供たちを主な対象として環境学習のお話を伺いました。山・川・海・農地 と幅広いフィールドでの活動です。北摂里山愛す会のこれまでのフィールド学習は”山”を中心としたものであり本来密接に関わっているはずの農地あるいは川・海での活動の話は新鮮なものでした。
ビニールハウス風建てや畳敷きで講座
 講義の後、近くの畑でたまねぎ苗の植え付け約600本と里いも収穫の体験を行いました。メンバーの中には農作業に慣れた人・はじめての人など様々でわいわいがやがや楽しく行いました。
2列の畝にタマネギの植え付けをする
里芋掘り、芋を傷付けないよう深く掘ります
2.甲山湿地にて、田村和也氏(里と水辺研究所)による観察
  昼食後、甲山湿原移動し湿原の観察をしました。甲山湿原には、ヌマガヤ、ミカヅキグサ、ウメバチソウ、ノハナショウブなどの北方高地系の湿原植物とケシンジュガヤ、ヒナノカンザシ、カガシラ、ミミカキグサ、などの南方系の湿原植物が混在するのが大きな特徴とのことでした。その他モウセンゴケ、イシモチソウ、ミミカキグサ、カキラン、スイラン、サワシロギク、イヌノハナヒゲなどが生育しているとのことでした。すべてを観察することはできませんでしたが観察した植物の一部を掲載します。      
湿原の手入れと植生の説明
湿原の説明板

サワヒヨドリ
センブリ

ヌマガヤ
ウメバチソウ

カキラン

季節的に花が咲いているものが乏しく少し残念で、改めて春頃また観察に訪れようと思いました。
 企画担当者には、講師の依頼、湿原入園許可申請手続きなどご苦労様でした。

2018年11月6日火曜日

川西市黒川里山祭り

【川西市「黒川里山祭り208」に参加】
 11月4日(日)、「北摂里山愛す会」有志で、里山の魅力特に黒川は日本一の里山の魅力を知ってもらいたく、北摂里山博物館作成の紙芝居を持って「黒川里山まつり2018」に参加しました。
 今までの「里山愛す会」の企画は、研修、懇親会等々を会員の交流を目的としてものでしたが、今回の「黒川里山まつり」の参加は、会員外を取り込んだ初めての行事でした。
 私達が参加した会場は、メインのキャンプ場ではなく少し離れた黒川公民館という条件でしたので、来場者があるか少し不安でしたが最終的にはたくさんの方に来場いただき、好評を得ることが出来ました(来場者約60名)。
 また、紙芝居の他に、-豊中を中心にリコーダーの演奏活動を行っている「Tuku2」さんお協力を得てコンサートも企画しました。
 コンサートでは、熱心に聞き入る人や、「踊るポンポコリン」や「アンパンマン」曲に合わせて、腰を振る子供が雰囲気を盛り上げてくれました。
 紙芝居も午前と午後で5回ほど繰り返しました。紙芝居を待っている人、また、展示している「背負い子」の実物に感嘆する人、昔の体験を懐かしく語る人が印象的でした。

午前の部
会場は黒川公民館(元黒川小学校)の教室で「北摂里山愛す会」の看板を黒板に貼り付けました。

掲示物上段は川西市作成の「妙見山の自然と歴史」、下段は「黒川案内人ガイドブック」から黒川の今昔の一部を掲示しました。
 
5名のリコーダー奏者の紹介、楽器の紹介がありました。

「踊るポンポコリン」、「アンパンマン」の曲に歓喜する子供さんとご両親

やや緊張気味会員による語りの風景

童話のお爺さんを真似たつもりの実演

午後の部
 午後は、教室で別企画があり、リコーダー演奏はエントランスを使い、紙芝居は屋外で公演しました。
午後の部、参観者にあいさつではじまりました。

細長いエントランスでの演奏

さすが原作者、ベテランの語りに大笑い
ベテランの語り見本をみて、再挑戦する会員弁士
年長者会員の経験談に頷く聴衆、丁度芝・薪の用途で「囲炉裏」の話になった時「里の秋」の演奏が始まりました。

 まとめ
初めての会員外との交流の初めてした。Tuku2を紹介した人、BGMを作成した人、大型掲示物を選択作成した人、里山の子供新聞を発行した人、黒川祭り実行委員会と折衝した人など協力で出来ました。