2024年9月20日金曜日

「生物多様性に配慮した緑地環境づくり」

 


 2024.9.11. おおさか環農水研 緑化技術研修会 にオンライン参加しました。

(後日、You Tube で配信されるかもしれません)

開始時の参加は 現地 19名 、 オンライン 16名 とのことでした。

講師の土井さんは、生物多様性センターに勤務して6年目で、

         森林、林業の植物を中心に研究してきたが

         センターに入って先輩の各専門家から虫や動物の知見を

         体得してきたのだそうです。


 講演全体の内容は下記のようになっています。

  1.生物多様性を高める意義

     1-1 生物多様性とは

     1-2 生物多様性の3つの階層

     1-3 生物多様性の4つの危機

  2. 生物多様性を高めるための工夫

     2-1 さまざまな植物を育成する

     2-2 さまざまな環境を整える

     2-2 その他の配慮事項

  3. 現地見学 (現地参加者のみ)


 「1. 生物多様性を高める意義」は基礎知識の確認、

センターには307種の生き物がいるそうです。

引っかかったキーワードは、「ネーチャーポジティブ」と「30 by 30」。


 「2. 生物多様性を高めるための工夫」で興味を持ったポイントは、

・剪定の時期  ツツジは花の後にすぐ切る

       夏に切ると花芽も切ってしまい来年の開花が減る

       アベリアやサルスベリは冬でもよい

・カミキリムシは枯れ木も食べる種類があるので、すぐに伐倒しないで

・枯れ枝の中にセミの産卵やハチの巣がある、できるだけ残す

・草刈りは、頻度・時期を変えて、刈らない草地をつくる

     刈る高さも高低いろいろとする。

・堆肥置き場や雑草防止のウッドチップの中に幼虫がいることがある

・落ち葉の影にも虫が住んでいる。

・池などは、冬場に池干しをして底部の泥に空気をさらして有機物を分解し

     水質を改善する。

     外来種は駆除し、希少種は一時避難してから水を抜く。

・センター周辺の生態系 周辺の環境と合わせて生き物が生きている。

   ( 画像左半分の池が点在しているところがセンターで、
     その周りに淀川や河川敷、畑、市街地、街路樹、水路がある )

 現地見学も行きたいところでしたが、午前中の整備活動の後、シャワー浴びて
ビール飲んでいたし、猛暑に負けました。


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