2020年2月21日金曜日

西粟倉村・視察研修会参加報告

2020年2月16日(日)北摂里山保存会の主催による岡山県西粟倉村のバイオマスによる地域おこしの状況を参加しました。生憎終日の雨と日曜日で作業の無い個所もありました。
1.バイオマスによる温水の供給
  幼稚園、ケアセンター等に供給するものです。2個のボイラーが設置されています。更にバイオマス発電も予定している。右側にトレックで運ばれた粉砕原料を供給する。

既に近くの保育園に温水され、ケアセンターも竣工間近になっています。
にしあわくらこどものもり・保育園
竣工間近なケアセンター
 2.旧影石小学校の活用:1999年に廃校となり「森の学校」として、むらの森林資
  源を活用した家具、雑貨の展示や木工体験の場として活用されている。現在では、
  ローカルベンチャーのオフィス、ショップ、カフェとして活用されています。
右奥はこコーヒーショップ
3.視力発電所:吉井川と大海里川の2個所から取水している。取水口は灌漑用の井堰
  と用水路だけの簡単なものでした(大掛かりなダムがない)。
最大290Kw、落差69m、0.55t/s
4.温泉元湯:温泉ゲストハウスで小さなレストラン、カッフェを併設して日帰り入浴が
  可能につき暖まって帰宅しました。温泉を暖める燃料に薪を使っています。運転は委
  託され供給熱量(ジュール)で価格設定されている。
茶色の鉄枠に杉を割って自動供給される
 5.人口1300人余の村で多くの業務が民間(ベンチャー)に委託運営されている。
  昼食に利用したレストラン「あわくら旬の里」も多くの人が入っていて村以外から
  の来訪者も多いのでしょう。温泉でも他から来たとの方がおられました。
  村の森林資源を使い活発な里山活動を視察することが出来ました。
                            <記:逸見>



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