2020年11月29日日曜日

第9期 北摂里山大学の里山体験を受け入れて

幸運にも今年度は、9回の開催中2回の研修に立ち会うことが出来ました。第4回「まち山」見学(フィールド実習)・しゃらりんの森(東多田里山の会)、と第5回川西市黒川地区の里山視察(フィールド実習)・妙見の森・エドヒガン群落(天然記念物:川西里山クラブ)です。

1部:東多田里山の会は活動を開始して1年未満で伐採出来る常緑樹が多数有ること、平坦地で作業し易い場所をナラカシワの植樹予定している個所を整備してもらいました。当クラブの作業を単位行程に分類して体験と見学を企画しました。従って手鋸と剪定鋏で小枝を切るのみではなく大きな樹も切り、葉付き小枝は粉砕機でチップにしました。従って斧で杭造り、かけやで杭打ち、髙枝鋸で枝打ち、チェンソー作業有資格者の倒木作業の見学をしました。作業終了時は使用道具も清掃、クリーナーによる清浄をしました。

小径木の切り倒し

中径木のチェンソ-による輪切り
葉付き枝木の処理

ウッドチッパーで葉付き枝木を粉砕

杭打ち作業


髙枝鋸で枝うち

大径木の伐採観察

刃物の手入れ清掃

2部:川西里山クラブでは今里山保全で問題にしている異常気象による集中豪雨とシカの食害で山が荒れていることをテーマで紹介することにしました。天然記念物エドヒガンは、2018年の台風21号により根本付近が大幅に流出しました。根元下側に採石と土砂の蛇籠を積みデッキをつけました。今年7月の集中豪雨により再度土砂が流出し根元露出し階段などのハイキング路が荒れ通行が困難となったことにより通行止めとしています。当初あったネザサは鹿が食べマツカゼソウ、ニシノホンモンジスゲ等がのこった状態になっています。対策で阪神農林・里山森林課と森林動物研究センターによる指導で鹿の食害を防ぐ5種類方法を実験している状態を紹介することにしました。本検討は今回の里山大学の研修に間に合わせて今月初に完成させたものです。関連資料を事務局より事前に配布しました。
2019年4月状態

2020年3月デッキ設定緑色は蛇籠で根元を埋めた状態

          今回の研修時の状態デッキが土砂で埋まっている

         通行止めテープ表示保守(ひと、さと、ずっとBlog引用)

          昼食時スエーデンストーブで煎れたコヒーのもてなし

             薪、鹿柵など説明をする
   
           鹿柵実験の見学(ひと、さと、ずっとBlog引用)

          お疲れ様でした(ひと、さと、ずっとBlog引用)

                           (投稿者 逸見敬二)

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